今日のことは忘れよう

好きを発信していく。

恋だの愛だの

 

いつのことだか正確には分からないけど私の恋が死んだ。てか殺した。本当は死んでほしくなどなかった。いつまでたっても愛だの恋だの語っていたいし、寝ても覚めても彼のことばかり考えていたかった。けどもう限界だ。そろそろ死んでもらわないと困る。そんな思いで殺した。破瓜の想いだった。失恋をするのは2回目で、これ以上仲良くなっても恋が実らないなら私はいつになったら幸せになれるのだろうと思った。いや、正確には彼女になれる気などしていなかったのだけれど。しかし、他人に幸せを委ねている時点で私は一生幸せになれないのだろうな、とも思う。自分の意思で選択して、自分の意思を相手に伝えられて、他人や物に依存せずに自分自身の力で地を歩くことができなければ、きっと幸せはやってこないのだろう。これらのことを呼吸をするかのように出来る人はごまんといると思うけど。こんなところでも常人との違いを叩きつけられる。はあ。もうこの話は終わりにしよう。来世ではどうか幸せになってくれと他人事さながらの祈りを込めながら恋心を心の奥底に埋めた。なのに、何食わぬ顔で平然と生き返ってくる。蓋をした墓(感情)からは悲しみと怒りが混在した形容しがたい感情が溢れ出てきている。ここは俺に任せろ!と言ってくれる救世主はいない。エターナルサンシャインだったら、このどうしようもない記憶を端々まで全て取り払ってくれるのかもしれないけど、それは映画の世界だ。ここは現実。自分でなんとかするしかないのだ。そんなこんなで、私は今日も殺しては生き返る彼の幻影を探しつづけている。お前を殺して私も死ぬので、そろそろ死んでくれると嬉しいです。