今日のことは忘れよう

好きを発信していく。

娯楽趣味について話したいのよ

 

いいですよね、ネットサーフィン。YouTubeを見漁っては夢を抱き、まとめブログを読んでは少し賢くなったような気になって、好きな人の裏垢を監視してはメンタルブレイクして。Wikipediaを読み漁っていたら朝になっていたなんて体験もきっとあるのではないでしょうか。私は最近、Amazonプライムに登録したことで急激にQOLが上昇しました。プライムビデオってこんなに種類が豊富なんですね。びっくりしました。ところで、QOLってなんだかわかりますか。クオリティ・オブ・レディー、そうです。女性としての品格が向上しているんです。まあ素敵。花を売るどころか、こんなところで油を売る私が、いつかは立派な淑女になるのだと思うと、皆さんさぞお喜びになるでしょうね。で、私のヒギンズ教授はどこですか?

 

そんな冗談はさておき、最近我が家はプロジェクターを買いました。…あ、違います。ドラえもんのポケットから出てくるのは「タケコプター」です。なんならそっちのほうが欲しいです。はい。ホームシアターに特別惹かれていたわけではないのですが、なんかこういうのも特別感があっていいですよね。非日常というか。そのうち、私も空から鮭が降ってきたり、焼きそばを頼んだはずなのに焼き鯖を買ってこられたりするかもしれないなあって思いながら、プロジェクターを起動して、再生機器につないで、布団にダイブ。ん?布団にダイブ???

 

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まさかの寝ながら鑑賞。

 

母「スクリーンがないなら天井に写せばいいじゃない」とマリーアントワネットも匙を投げるような暴論でホームシアター設備が整ってしまったわけですが、21年間の人生でこんなにも家の天井が白くてよかったと思ったことありませんね。本当に良かった。ありがとう。お父さん、お母さん、私この家に生まれて、湯を沸かすほどの熱い愛に包まれて育って、本当に…って思ってもみなかったところで感謝をするはめになったので実家住みの方にはオススメしません。

 

正直映画館のあんなふかふかな、私のおっぱいよりふかふかそうな(大事なことなので2回言いました)、椅子に座っていても2時間経つと、息をつくことがあるじゃないですか。「なぜおっぱいのことを考えていると、心が大変平和になるのだろう」と。…え?違う?まあいいや。私はドMなので、ドがつくほどMなので(大事なことなので2回言いました)、そういった心地いい疲れ方は嫌いじゃないんですけど。でも、この方法なら安心です。なんてったって、あなたが普段睡眠する体位とほぼ変わらないのだから。しかも看護学生である私のお墨付き。なんならエビデンスを述べて、あなたのヘルスをリテラシーしてさしあげましょうか?

 

と、3億円当たった時の使い方を想像するような顔(つまり気持ち悪いということです)で考えていたのだけれど、3億円当たっても親友に打ち明けるなんてことはやめたほうがいい…じゃなかった、ずっと寝ているのって意外にも疲れるんですよね。QOL低下どころか、ADL低下にもつながってくるし。オンオン。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生活できないように、人間は布団の上では生活できないのだと改めて知った出来事となりました。

 

そんな私、最近変わったことがあります。なんと!対応映画が増えました!うーん、対応っていうと、私がアンドロイドみたいですね。はいどーもー!コトハアイでーす!ってな感じで世界一可愛いVRアイドルでも目指しちゃいましょうか。ふふ。でも、もし、アンドロイドが実用化する未来が来るとしても、私は喫茶店で一緒にコーヒーでも飲みながら楽しくお話したいですね。…コーヒー飲めないけど。

 

じゃなくて!そう!今まで観る映画といったら、ぶっちぎりで恋愛映画が多かった脳内お花畑な私が、なんとSF映画やアクション映画にも手を出せるようになりました〜!拍手〜!もうね、これは21年ぶりにパルムドール賞に輝いた映画以上の快挙ですよ。ねえ、是枝監督。恋愛作品なら人を痛めつけるようなシーンは出てこないだろうと安易な考えを持って臨んだ「空気人形」では見事期待を(いい意味で)裏切ってくれましたけども。私も彼女みたいに空っぽだから、心を持ってしまったから、言葉をそのまま受け取ってしまったから、こんなに切ない結末を迎えたのかもしれないですね。

 

そんなこんなで私が新しいジャンルに踏み込めた理由が、まさに映像体験!と言わざるを得ない映画に出会ってしまったからなんですけど、そのタイトルは「レディープレイヤー1」

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オタクの皆さんにわかりやすく言うと、ほぼハリウッド版SAOです。自宅で映画を観る時に集中力が途切れてしまうのが嫌だったんですけど、この作品は2時間超あるのに最初から最後まで画面に釘付け。「オラ、ワクワクすっぞ!」と悟空顔負けの興味を示してしまいましたけども。恐れ入ったわ。いやー、噂には聞いていたけど、これが世界のスピルバーグかと。ポップカルチャー要素を詰めに詰め込んだ作品なんだけど、気持ちよすぎて昇天するかと思った。こんなことあるんですね。「なんかよくわかんないけど、すごいことが起きている」と初めて風俗に行ったオタクみたいな感想を抱きましたよ。これから観る皆さんは最高の初体験ができるのだと思うと羨ましいです。準備はできましたか。必要なのは、あと一歩の勇気。

 

それはそうと、最近よく聞く話題といえば「YouTuber」ですよね。私が初めてその名前を聞いた時は、それで生計が立てられるの?と思いましたけど、'' 何者 '' にもなれない私からしてみたら、誰も見てなかろうが自分を表現し続ける彼らは偉大だなあって。というか、時代は変わっていくんだなあ、と虫けらみたいなことを思いましたけども、そんな私の推しYouTuberがみんな大好き「パオパオチャンネル

 

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見て。この明らかに可愛い顔見て。左の女の子「@小豆(通称 あーずー)」っていうんですけど、なにこの子!おもちみたいに可愛い!そんなことよりたまラブを観て!って言いたくなるくらい可愛い!お小遣いあげたい!こんな可愛い顔して、はちゃめちゃに明るい性格のあーずーに私は首ったけですよ。無口どころか既におしゃべりなあなたを私がさらに饒舌に変えてあげたい!え?左の男?知らん。(「ぶんけい」という名前のとても優しい男の子です)

 

男女で投稿していると聞いただけで、3分間を待つ優しさもなく「バルス!」と私たち非リアはオタク特有の早口で言ってしまいそうですが、彼らはこんなに仲良いのに付き合ってません。あ、ふーん。男女の友情ってあるんだ???(どうせ裏で自主規制してるんでしょ)とすっかり拗らせた目で見てしまう皆さんは疲れているので、ぜひ100エーカーの森で「何もしない」をして休んでくださいね。

 

そんなパオパオチャンネルの2人、実は踊り手出身でたまに踊って見た動画を投稿するのですが、最近あげた動画がなんと「君と夏フェス」。大好きな2人が踊っているだけで尊いのに、私の大好きなSHISHAMOの曲を踊っていて。感動しすぎて、まさに親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくような気分でした。まあ私の恋心は滴り落ちてくどころか、枯れ果てたんですけどね。溢れる爽やかさに最後までキュンとさせられるので是非観てください。

 

 

娯楽といえば、私みたいなデブにとっては食べることが何よりの幸せなんですけど、最近フォロワーの女の子と美味しいイタリアンのお店に行きました。そのお店は好きな人と好きな人の好きな人が以前行った '' 生きる地獄 '' みたいなお店なんですけど、こういうのを聖地巡礼って言うんですかね。それなら、生きているだけで聖地巡礼できるアニメ「はたらく細胞」を家に引きこもって観ている方が精神衛生的にはよろしいんですけど、何の事情も知らないフォロワーが私を誘ってくるという偶然ないしは運命みたいなものに引き寄せられました。「君の膵臓をたべたい」と言ったあの子なら、自分で選択をした上での意思だというのかな。

 

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↑なんの罪もないカルボナーラ

 

好きなバンドの歌詞を借りれば、私はその場にはいないのに「至る所で思い出が笑っていて」。本当に死にたかった。美味しいパンを買うために乗った黄色いラインの入った電車は、3ヶ月前と変わらないし。阪急電車だったら心温まる展開が待っていたかもしれないけど、私はこのまま好きな人の家まで足を運んで、血で「怒り」と文字を書いてやろうかとさえ思いました。殺す相手が不在で本当によかった。

 

楽しい時間を過ごしても、ふとした時に寂しさがこみあげてきて。「生きてるだけで、愛」という小説には、『いいなあ、津奈木は私と別れられて。私はさ、私と、別れられないんだよ』というセリフが出てくるけど、これ以上に私の気持ちを表現しているセリフ他にはないだろうなと思う。みんな自分が一番可愛いよね。こんな気持ちがいつまでも続くのならラクーナ社に頼んで、好きな人に関する記憶を消してもらいたいと思ってしまった最近の出来事でした。

 

以上です。最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。文中にも登場した「レディ・プレイヤー1」という作品の影響で、文中に分かる人には分かるようなネタを取り入れられたら面白いなあと思い立ち、このブログを書くにあたったんですけど、自分の知識量の無さも相まってなかなか難しかったです。また挑戦したいと思うので、その時はアップグレードした私で帰ってきますね。それでは。

甘くて脆い私たちの生活/ハッピーシュガーライフ

7月から毎週楽しみにしていたアニメがついに終わってしまった。最初書店で見かけたときは「え?サイコホラー?絵柄やタイトルと一致してなくない?大丈夫?」と思っていたのに、なかなかエグかった。へへ。もうね、これ以上にないってくらい完璧なメリーバッドエンドでした。大拍手。本当にありがとうございました。

 

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知らないし興味もないけどブログを読んでくださった方のために簡単なあらすじ。

―彼女の愛は、甘くて痛い。― 松坂さとうには、好きな人がいます。その人と触れ合うと、とても甘い気持ちになるのです。きっとこれが「愛」なのね。彼女はそう思いました。この想いを守るためなら、どんなことも許される。 騙しても犯しても奪っても殺してもいいと思うの。角砂糖のように甘い、戦慄の純愛サイコホラー。

(公式サイトHPより引用)

 

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今作のヒロインは「松坂さとう」 虚無感から男遊びを繰り返していた美少女JK。そんなある日、彼女はとある幼女と出会い、本物の愛を知ることになります。その幼女の名前は「神戸しお」 それ以来男遊びはパッタリやめて、母親に捨てられたしおを監k…保護することに決めたさとう。そんなしおとの生活はとびっきり甘くて、きらきらしていて。この想いを守るためなら、どんなことも許される。そんな想いで手段を選ばずにしおとのハッピーシュガーライフを守ろうとする可愛い女の子のお話です。

  

はい。ゆるふわ日常百合アニメじゃないの?と思った皆さん解散です。お帰りください。出口はあちらです。今ならまだ戻れます。ゆるふわなのは登場人物の頭だけです。まず、この世界にまともな人間は誰1人いません。それぞれ愛の形を持っているけれど、どこか歪んでいる。愛情至上主義女子高生、ストックホルム症候群幼女、スリル大好きドM変態教師、ロリコンと化したレイプ被害者、人の幸せを決めつける実兄、母性カンストババアなどなど、さまざまな登場人物が物語を狂わせていきます。ちなみに唯一の良心だった親友は秘密を知った代償としてこの世から消されます。南無。

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そして、こちらが友情より愛情を優先させてしまったヒロインのさとうちゃん。こんなに可愛い顔して脅迫、暴力、殺人本当になんでもやります。なんなら死体処理や放火も平気で人にやらせます。倫理観なんてものはゼロです。トチ狂っています。でも、そこがいい!さとうのすごいところは「愛を偽らなければ何をしても許される」と本気で思っているところ。「他の人に好きって言っちゃったの…」と申し訳なさそうに謝り、「しおと一緒にいたい」というたったそれだけの理由でここまで行動できるさとうを、純愛と呼ばずになんと呼ぶのでしょう。

 

まあこの日常離れした狂気さが「ハッピーシュガーライフ」の魅力ですよね。でも、他人事のように思っていたら大間違い。私たちは誰だってさとうやその他登場人物になりうる可能性があると思います。想いが強くなればなるほど狂気へと変わっていく気持ちもわからなくないし、これからどんな性癖に目覚めるかなんて知る由も無い。それらが理性で抑えられているうちはいいですけど、いつ感情が溢れるかなんて私たちにはわからないですよね。じゃなきゃ、犯罪とか起きないし。だから、私は日常生活の延長線上にある物語だと思って観ています。

 

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私がこの作品で一番衝撃を受けたエピソードが第10話「星空のプロポーズ」で、しおが初めてさとうに反抗を見せるシーン。

 大まかな話の流れがこちら。

何も話そうとしないさとうに怒りをみせるしお→「私いる意味なくない?」さとう絶望→出会いの回想シーン→何だかんだハッピーエンド!

 

衝撃ポイント

甘い生活に訪れた突然の不穏

②さとうが崩壊しかける

③しおの意味深な発言

それでは具体的な流れとともにアクセル全開で解説していきたいと思いますので、シートベルトはしっかり締めていきましょうね!

 

突然、何の理由も告げずに「どこかへ逃げよう」と言い出したさとう。自分も頑張れると必死に訴えますが聞く耳を持たないさとうにしおは「私のことなんだと思ってるの!?そんな人形みたいな私はいらないじゃんと怒りをぶつけ部屋に籠城します。はい。ポイント①です。え!?しおちゃん怒るのー!?怒るんです。激おこぷんぷん丸ですよ。もうね、可愛いんですよ、これが。でも、いきなりのシリアスシーンに視聴者全員ビビり散らかしました。

 

今までいちゃらぶ生活を送っていたこともあり、さとうは当然「私の何が悪かったの?」と絶望するのですが、この時の焦りようといったら。冷静沈着なさとうがこんなにも動揺している姿を見るのは初めてのことでした。部屋に閉じこもるしおに「私がダメなときに色々してくれたんだよね?すごくうれしかった!でもそれと同じくらいごめんねって思ったの」と一生懸命伝えながらも、心の中で「早く出てきて」と焦りを募らせるさとう。お待たせしました。ポイント②です。是非本編で花澤香菜さんの素晴らしい演技とともに確認してほしいのですが、しおに対する想いが「この愛を失っては困る」という自己愛でしかなく、そんなしおに愛を貫くことでしか自分を成立させることができないと深く印象づけるシーンでしたね。本当に気持ち悪かったです。

 

 

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ここでさとうが絶望している一方で、母親に捨てられたしおとさとうが出会った回想シーンが流れます

『行っちゃうよ。追いかけないの?』
「いいの…。だってもうあの人の瓶は、私がいるだけで壊れちゃうんだ。それが分かったから、もういいの」

『追わないのが愛なの?』

「私は私が生きるためにはあの人(母親)に生きててほしかった。だから違ったんだよ。それはきっと愛なんかじゃなかったんだ」

 

はいストーップ。なんか引っかかりますよね。ここがポイント③です。今まで抱いていた母親への感情が愛じゃないと気付いたしお。生きるためには彼女が必要だったけど、私が一緒にいたら心が壊れてしまうから離れた。このことから、もしかしたら、さとう自身だけでなく依存先(寄生先)である彼女を愛しているのかもしれないと思いました。その後のモノローグで「大丈夫。外は怖いけどあのときとは違う。さとちゃんはお母さんとは違う。」と語ります。また捨てられることが怖いのだとしたら、一度は信じた愛が失われるのが怖いとしたら?

 

「しおちゃんは何もしなくてもいいよ」

「私もうダメにならないように頑張るから」

「しおちゃんといればなんでもできる」

精神的にも肉体的にも疲労した顔つきでそう言うさとうが、自分を捨てた母親の姿と重なり、このままではさとうの心が壊れてしまう(=生活が失われる)ことを悟ります

 

だから、守られるばかりでなく、自分が守る立場にならないといけない。そうしないとさとうはいなくなってしまう。しおは語ります。

「ねえ二人で戦おう。私だってさとちゃんのこと守りたいんだよ。私たち、おんなじなんだよ!死ぬときは共犯者でいさせて」

こうして、さとうに殺人を告白させ、犯した罪を共有することで仲直りをするのですが、この一件で絆が深まった2人は更なる破滅へと向かっていくのでした。めでたしめでたしー!

 

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そんなどうしようもない共依存状態で走り抜いた「ハッピーシュガーライフ」ですが、実はどんな結末を迎えるのかはなんと1話でわかりますアバンタイトルでは炎に包まれたマンションの屋上に手を取り合う少女が2人。…SEKAI NO OWARI?と騒然としているうちに、しおがさとうに飛びつき、幸せそうに笑いながら落ちていきます。「やっと愛がわかった」というナレーションと共に。そう、これはさとうとしおの愛の物語であると同時に破滅への物語なのです。なぜ心中という選択をしなければならなかったのか、そもそも彼女は誰の家に住んでいるのか、しおやさとうの家族は何をしているのか、このブログだけでは多くの疑問が残ると思いますが是非アニメでお楽しみください

 

そして、心情とリンクしている楽曲もすごく素敵なのでぜひ一度聴いてほしいです。キラキラしている感情だけじゃなく汚い感情も全部愛なんだと受け入れられたOP曲「ワンルームシュガーライフ」、この愛が朽ちる前に私の命をあげようとラストを示唆するようなED曲「SWEET HURT」、本当に物語に寄り添ってくれたよね。。もちろん曲だけでなく、2人がどんな結末を迎えるのか伏線が張られたストーリー性のある映像も素晴らしかったです。製作陣の皆様、本当にありがとうございました。

 

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最後に、共依存状態のまま心中エンドと聞くとマイナスなイメージを持ってしまうけど、私は残酷で美しいラストだなあと思いました。家族=幸せという一般論を否定して、さとうと共に歩むことを決めたしお最期は「自分の命に代えてでも守りたい」と自己犠牲的な愛情を抱くようになったさとう本当は幸せになって欲しかったし、決してハッピーエンドとは言えなかったけど、2人の愛の証明とやらが一緒に死ぬことなら私は応援したいなって思います。

 

人はさとうをヤンデレ」「サイコパス」「キチガイだと嘲笑うけど、私はこんなにもまっすぐに人を愛したことがないのですごいなって思ってしまいました。それが歪んでいたとしても、過激だとしても、純粋な想いだと思わざるをえないこの愛を笑う理由なんてないと思います。私は、愛する人のために何でも出来ちゃう彼女が眩しかった。例え間違っていたとしても、信念を貫き通せる強さが羨ましかった。この作品はやっぱり少し変わってるかもしれないけど、私はたくさんの勇気をもらいました。私も好きな人を殺して永遠の愛を手に入れるくらいの気概が必要だったのかもしれませんね。

  

さよなら、私のハッピーシュガーライフ。

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最後に残るのは祈りか、呪いか

最近「日日薬」という言葉を知った。ひにちぐすりと呼ぶその言葉は、日々の経過が薬代わりになることをいうそうだ。意味を知るまでもなく、21年というちっぽけな人生からも学べていたはずのことなのに、無駄だと分かっていながらも、どうにもならないことを考え続けてしまう私は愚か者なんだと思う。

 

私の日常から好きな人がいなくなって、3ヶ月が経った。といっても、同棲していたとか付き合っていたとかそういうわけじゃなく、ただ夜中によく電話をする仲だったというだけだけど。6ヶ月という月日が一瞬で否定されるかのように関係はあっけなく終わりを迎え、私は何の意味も持たないスマホを眺めながら、いまだに気持ちの整理がつけられていないことを知った。心にぽっかりと空いた穴は予想以上に大きく、当分は修理に時間がかかるみたいだ。

 

出会いは青い鳥が運んできてくれた。片手で数えられるほどしか会ったことがないのに、鮮明にその姿を覚えている。ご飯を食べているのか心配になるくらい細くてしなやかな身体とか、甘ったるいけどいやじゃない香水の匂いとか、歌が下手だと言いながら時々口ずさむ鼻歌とか、いつのまにか心地よくなっていた声音とか、身長のわりに小さい足のサイズとか、それが好きな人のすべてではないけど、同じ時間を共有していく中で多くのことを知った。

 

「優しい人がタイプ」とあれほど言っていたのに、どうしてこんな人を追いかけ回しているのだろうと思ったことがある。自分勝手で無神経な寂しがり屋。「世界で一番すき」だと言ったら「世界中見てから言えよ」と一蹴され、何か話してといわれて「すきとか?」と伝えたら「しらけたわ」と鼻で笑われて。こんな風にあしらわれながらも私たちの関係は続いていったし、好きな人も好きな人で気のあるような素振りを見せてきたりと奇妙な関係だったと思う。

 

嫌いなところも少しはあったけど、どこが好きなの?と聞かれたらぜんぶとしか答えようがなかった。それくらい好きだった。というよりは行き過ぎた恋心から生まれた執着心と信仰心のせいで、神にでもなってしまったのだと思う。神はね、そりゃあ、敵わないですよ。だって、私人間だし。恋は盲目っていうけど、本当にそうだった。単調でモノクロだった毎日に彩りを与えてくれたのは好きな人だった。

 

私がいまだに考えることといえば、何が間違っていたのだろう、とただそれだけで。あの日風邪を心配して会いにいったのが悪かったのか。簡単に身体を許したのがいけなかったのか。そもそも私の遠慮がちで他人の顔色を伺う性格に嫌気がさしていたのか。それとも出会ったことから間違っていたのか。結局私は最初から最後まで暇つぶしでしかなくて、寂しさを埋めるための道具でしかなくて、あの人が言った言葉も全て嘘だったということなのだろうか。

 

ずるずると関係を続ける前に切る。思えば、それが好きな人なりの私を大切にする方法だったのかもしれない。けれど、私は、私のことが好きじゃなくても、代わりがたくさんいたとしても、私のことを都合よく使ってほしかった。それで関係が続くのなら、本望だった。夢物語を語り、実現することのない約束を交わす、生産性のない時間がいつまでも続けばいいと思っていた。電話がかかってくるのを待つ夜も、眠気まなこで電車に揺られた朝も、今日はこんなことを話そうと考えていた昼も、私のすべてだった。本当は失いたくなどなかった。

 

でも、現実はそう甘くなく、昨日までそこにあった心地いい関係は跡形もなく消えてしまった。呆然と日々を過ごしていくうちに、彼からの連絡が途絶えたからだ。疑問ばかりが頭をよぎる中で、行き場のない悲しみと怒りは容赦なく私を襲った。戻らない日々を思い出すたびに自分ばかり責める私の気持ちが、勇気を出して電話をかけたのにテレビを見ている笑い声に声を殺して泣いた私の気持ちが、何事もなかったかのように日常を更新され続けられる私の気持ちが、わかるか。わかるわけない。わかるわけないんだよ。

 

とはいえ、時が癒してくれているのも確かで、前ほど枕を濡らす夜は少なくなった。最近では友達にこんなことがあったと笑い事のように話しては、欲しくもない慰めの言葉を貰い、自己嫌悪するループに陥っている。ただ、忘れてしまいたいと願った思い出の端々が薄れかけていくたびに、必死になってそのかけらを拾い集めようとするあたり、まだ私は彼のことを好きなのだなあ、と気付かされてしまう。

 

好きな人は今何をしているのだろう。こんなことすら聞けない自分が歯がゆくなる。元気だろうか。今日は何を食べて、どんな話をして笑ったのだろう。何を大切に思い、どんなことを考えて過ごしたのだろう。最近嬉しかったことは、悲しかったことは、なんだろう。もしこのブログを読んだら何を思うのだろう。私と話せないのは平気なのだろうか。私のことを少しでも思い出してくれる瞬間はあったのだろうか。

 

恋は呪いで、愛は祈りだ。ここまでつらつらと書き連ねてきたが、憎悪の感情で気がおかしくなるような日もたくさんあった。そういう時、私は恋をしているのだなあ、と思わされる。どうにかこの呪いが祈りに昇華できるよう願うのだけれど、私は思ったより普通の人間なので、簡単に切り替えることが難しいらしい。この痛みが消える日には何を思うだろうか。好きな人の幸せを願える日が来るだろうか。そんなことを考えつつ、今日も現実味のないこの世界をクラゲのように漂いながら生きていく。

恋だの愛だの

 

いつのことだか正確には分からないけど私の恋が死んだ。てか殺した。本当は死んでほしくなどなかった。いつまでたっても愛だの恋だの語っていたいし、寝ても覚めても彼のことばかり考えていたかった。けどもう限界だ。そろそろ死んでもらわないと困る。そんな思いで殺した。破瓜の想いだった。失恋をするのは2回目で、これ以上仲良くなっても恋が実らないなら私はいつになったら幸せになれるのだろうと思った。いや、正確には彼女になれる気などしていなかったのだけれど。しかし、他人に幸せを委ねている時点で私は一生幸せになれないのだろうな、とも思う。自分の意思で選択して、自分の意思を相手に伝えられて、他人や物に依存せずに自分自身の力で地を歩くことができなければ、きっと幸せはやってこないのだろう。これらのことを呼吸をするかのように出来る人はごまんといると思うけど。こんなところでも常人との違いを叩きつけられる。はあ。もうこの話は終わりにしよう。来世ではどうか幸せになってくれと他人事さながらの祈りを込めながら恋心を心の奥底に埋めた。なのに、何食わぬ顔で平然と生き返ってくる。蓋をした墓(感情)からは悲しみと怒りが混在した形容しがたい感情が溢れ出てきている。ここは俺に任せろ!と言ってくれる救世主はいない。エターナルサンシャインだったら、このどうしようもない記憶を端々まで全て取り払ってくれるのかもしれないけど、それは映画の世界だ。ここは現実。自分でなんとかするしかないのだ。そんなこんなで、私は今日も殺しては生き返る彼の幻影を探しつづけている。お前を殺して私も死ぬので、そろそろ死んでくれると嬉しいです。

江藤ヨシカと私

 

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ヨシカは私に似ている。

思うことはあるのにヘタレで何一つ言えないところだったり、卑屈で自分に自信がなく、自分の中だけで物事を完結させているところだったり。初めてヨシカをスクリーンで目の当たりにしたときに、頭を鈍器で殴られるような衝撃を受けたのを覚えている。それはもう頭どころか心までめちゃくちゃにされた。こんなにも、私の気持ちを代弁してくれるヒロインが今までいただろうか?と。かつての痛い思い出が走馬灯のように脳内を駆け巡り、いつのまにかヨシカと自分を重ねてしまっていたのは私だけではないはず。「絶滅危惧のヒロイン」と謳われているが、男女問わず誰もが通る道なのではないだろうか。いつまでも美しい思い出を脳内に召喚して過去から抜け出そうとしないところや、気持ちが暴走して思いもよらない行動を起こしてしまうところなど身に覚えがありすぎて怖い。

 

説明が遅れたけど、江藤ヨシカというのは綿矢りさの著作「勝手にふるえてろ」の主人公である。拗らせ女子を代表するヨシカが中学時代から10年間脳内で片思いを続けてきた'' イチ ''と、突如あらわれて猛アタックをしてきた会社の同期'' 二 '' との間で揺れ動く姿を描いた本作は、実写映画化もされており、笑ったり怒ったり泣いたり、表情がコロコロと変わる松岡茉優演じるヨシカを手に汗握りながら楽しめる作品なので気になった人は是非観てほしい。

 

ただその私の化身と言っても過言ではないヨシカと私がはっきり異なる点が、「自分が好きな人」と「自分を好きな人」どちらを選ぶかという点だ。腐る程少女漫画を読んできた私にとってもこれは悩ましい問題であり、人類にとっても永遠の命題なのではないだろうか。ヨシカは初めこそイチに会いたいがために同窓会を企画したりと突っ走っていたものの、紆余曲折を経てあれほど辛辣な態度で突き放していた「二」を選ぶ。その選択に納得はしているつもりだが、私はどこか腑に落ちないのである。

 

いや、確かにひっそりと10年間想い続けたところで記憶の片隅にしか残っていないイチに比べたら、二なんて胸に赤いふせんをつけていただけでときめいてくれるし、一緒にいても違和感の一つすら感じないし、ひどい振り方をした後に突然呼び出しても家まで来てくれるし、あんなにも真摯で一途で純粋に自分のことを想ってくれる人がいたら誰がどう考えても二を選ぶだろう。しかし、あの二だよ?と私は言いたい。

 

私もヨシカのように教室の隅で好きな人を視野見することを楽しみに生きてきた。だからこそ思うのだけれど、二はあまりにもタイプが違いすぎる。スポ根体育会系熱血バカだし、そばにいるだけで暑苦しいし、なんといってもノリがうざいし、バカだし、バカだし。他人の休日にマンションのエレベーターまで着いてくるところなんてストーカー一歩寸前。なんなんだあいつは。スクリーンを観ながらどれほど私がイライラしていたか。しかし、二の馬鹿正直さや裏表のなさはやがて虚構の世界を生きていたヨシカにとって唯一の光となる。

 

ここで原作で一番綺麗だと思った文章を紹介させてほしい。場面の状況はこうだ。かくかくしかじかでイチと2人きりで話すことが実現したヨシカ。片思いの相手と夜を明かすという絶好のシチュエーションで、絶滅危惧種というヨシカにとっては最高の話題で盛り上がり、イチとの運命を再び感じたシーンで、ヨシカは一向に埋まらない溝に疑問を抱く。

 

「どうして私のこと''きみ''って呼ぶの」

イチはわたしが大好きな、恥ずかしそうな笑顔になった。

「ごめん。なんていう名前だったか思い出せなくて」

江藤さんについて聞かせてと言ってきたときの二の顔が思い浮かんだ。江藤さんのこと聞かせて。私が胸に赤いふせんを付けていただけで、私を見つけてくれた人。 

 

二ーーーーーーッッ!!!!!!!

 

どうですか?二の好感度めっちゃあがりません?この後映画では、ヨシカがははっ…と力なく笑い膝から崩れ落ちた後、放心状態のまま自分の心の傷を癒すシーンが続くんだけど、その姿が本当に居た堪れない。ささいな言動を覚えていたり、相手について関心を抱いたり、それこそ「名前を呼ぶ」なんてコミュニケーションでは当たり前のことなのに、なんて尊い行為なんだろう…なんて愛が溢れているんだ…と考えさせられる場面であった。

 

***

 

処女を捨てたいとは思っているけど、どうでもいい男には捧げたくない。ヨシカは24歳(原作だと26歳)まで貞操を守ってきた。物語後半ではヨシカが自己肯定感の低さから「私のこと処女だから好きになったんでしょ!」「私が処女じゃなくなったら私の価値ゼロじゃん!そんなの怖いよ!」と二に対して喚き散らす。

 

原作では「処女とは新品だった傘についたまま、手垢がついてぼろぼろに破れかけてきたのにまだついてる持ち手のビニールの覆いみたいなもの」だとあれほど自嘲的に表現していたのにも関わらず、処女にこだわっているのはヨシカの方だった。もはや処女であることがアイデンティティ。正直わからなくもない。

 

そんなヨシカにひるまず二は何度も何度も愛の告白をするのだが、この時の二のいい男っぷりはマジですごい。ニの正直さを哀れんでいたヨシカが、二の正直さに心を打たれているのである。と、あれ、なんだか書いているうちに二派になってきたけれども、えっと、あれ?え?やっぱ二なのかなあ。うーん。

 

そもそもどうしてこんなことを考えているのかというと、つい最近まで自分もその状況に置かれていたからだ。こんなことを言ったら喪女のもの字もないじゃないかと怒られてしまいそうだが、そんなのはこの際どうでもいい。自分が好きな人と自分を好きな人の間で揺れていた。といったら聞こえがいいが、実際の私は自分を好きな人には見向きもしなかった。自分の純情だけ大切にして、他人の純情には無関心だなんて勝手だったと思う。ただ、恋しながら恋されるというのは非常に不自由な状況だった。どちらの立場の気持ちも分かるから切なくなって身動きがとれなくなってしまう。

 

「私には彼氏が二人いて、」と話を続けるヨシカほど拗らせてはいないが、自分が好きな人と自分を好きな人を天秤にかけ、どちらを選んだら幸せになれるのか量ってみたこともあった。そもそも選べるような立場ではないが。少女漫画では絶対に自分を好きな人派だったのに、現実はどうも上手くいかないらしい。そりゃあ自分が好きな人が自分のことを好きになってくれるのが一番だろうけど、好きな人と万が一億が一付き合えたところで私は好きな人が自分から離れていかないよう、嫌われないように重くならないように意識しながら、本当は面倒くさい私も全部愛してと願いながら、日々をやり過ごすだろう。そんなの疲れるに決まってる。

 

結局期待させ続けるのは酷だと思い、自分を好きな人のことは振ってしまったのだけれど、たかが数十分のために3時間以上かけて私に会いに来てくれた彼を思い出すと、本当にこれでよかったのだろうかと自問自答したりする。

 

どうして人は恋をするのだろう。私は恋をしていながら、自分に恋をする人の気持ちがわからなかった。自分に自信がなさすぎて、私の気持ちと彼の私に対する気持ちが到底イコールだとは思えなかったのだ。彼にも私の声が聞きたくて胸を焦がす夜や、ふとした時に私のことを思い出す瞬間があったのだろうか。好きになれたらどれだけいいかと思う人ほど好きになれないのは何故なんだろう。

 

物語の最後で、ヨシカは「妥協とか同情とか、そんなあきらめの漂う感情とは違う。ふりむくのは、挑戦だ。自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、自分への裏切りではなく、挑戦だ。」と独白し、二へ抱きつく。その一文で、映画ではわからなかったヨシカの心情が明らかになり、私はハッとした。今までとは違う愛の形を受け止めるのは挑戦だったのか、と。たまに「好きになれそうなら付き合っちゃいなよ」と言う人がいるが、何を言っているのかわからなかった。それで好きになれなかった時、傷つくのは相手の方なのに、感情のない行為に心を消耗するのは私の方なのにって。

 

誰もが自分が好きな人と付き合いたいと思う。まれに自分を好きな人と付き合いたいという人がいるが、それは愛されているという実感と傷つかない保証が欲しいだけにすぎない気がする。しかし、手っ取り早く幸せを手にするなら、自分を好きな人を好きになる方が絶対にいい。それは時に自分が好きな人の好きな人になるよりも難しいことかもしれないが、そうして私という存在を見つけてくれた唯一無二の相手を信じることも大切なのかもしれない。それでも好きになれないならしょうがない。まとまらないけど、今ならなんとなく「好きになれそうなら付き合っちゃいなよ」という人の気持ちがわかる気がする。次もし自分を好きになってくれる人がいたら、今度は信じてみたい。

 

ちなみに、私は好きな人への感情が恋なのか依存なのか執着なのかすらもうわからなくなってしまった。少なくとも純粋な想いではない気がする。かかってくるかこないかわからない電話を待つことがいつの間にかライフワーク化していた片思いにもいつか賞味期限が来るのだろうか。告白してふられたとか彼に彼女ができたとか彼に幻滅したわけでもないのに、恋が死ぬのだろうか。きっと私が何か行動を起こしたところで、このまま手に入れてすらいない彼を失うのだろうなあとぼんやり考える日々です。

「この恋、絶滅すべきでしょうか?」

 

勝手にふるえてろ (文春文庫)

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ありがとうTwitter!2017

2018年明けました。何がおめでたいのか正直よくわかりませんが、とりあえずおめでとうございます。今年も何卒よろしくお願い致します。2018年初ブログは完全に私事ブログです。こういうの年末に書くべきなんでしょうね。まあゆるーーーーーく私の1年を振り返っていきますので温かい目でお付き合いいただけたら。

 

1月

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一生に一度の成人式。同窓会には出席しない陰キャオタクぶりを発揮しましたが、Twitterにて自撮りを上げたところ叩かれまくり泣きました。また、ノリでオフ会をOKしたところ、本当にフォロワーと会うことになり泣きそうになりました。控えめに生きていこうと戒め、踏んだり蹴ったりな1年のスタートを迎えました。

 

2月

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怒涛のテストラッシュの中、ヤらずに20歳を迎えました。おめでとうヤラハタ。あの頃の自分、落ち着いて聞いてください。今でもヤッていません。ちなみにテストは2月だけで7教科くらい落として危うく留年しかけました。人生はネタの連続だと身をもって実感いたしました。

 

3月

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再試験も無事終わり、進級が確定したところで大学生と比べたら遥かに短い春休みをいただきました。休みに入ってからの私の生活は怠惰そのもので昼夜逆転どころの騒ぎではなく、朝の6:00にフォロワーと大富豪をしていました。な、なんて健康的なんだ…!自分が怖い…!

 

4月

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進級しました。地獄のような学生生活の再来です。我らがメインヒロイン加藤恵ちゃんが主役を務める「冴えない彼女の育て方♭」の放映が始まり、なんとか今期を生きていく理由を見出せました。この頃からフォロワーとのエンカに比較的抵抗を感じなくなりました。

 

5月

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フォロワーと遊園地、フォロワーと冴えカノカフェ、フォロワーと江ノ島、、書きたいことは山ほどあるのですが、5月はなんといっても嫁と初オフ!指輪を受け取り正式に婚約!たった2日間が本当にあっという間に過ぎてお互い号泣して帰るハートフルなオフ会!誰もこんなことになるとは想定していなかっただろうけど、はるばる石川まで会いに行けて良かったです。

 

6月

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ツイート風にいうと「いっけなーい!😣💦 溜息!溜息!😩💨 私ことは!ごくごく普通の喪女子大生!💁詳細は控えるけど想定外な出来事が起きちゃってもう大変〜!😵🌀 飼い犬に手を噛まれるとはまさにこのこと!🐶これから私一体どうなっちゃうの〜!!?🤔💭次回『ことは死す』」な一月でした。

 

7月

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「縁結び風鈴」ってご存知でしょうか。埼玉県の川越が舞台となった「月がきれい」というアニメでも取り上げられていましたが、この時期はインスタ女子に人気で私が参拝しに行った日もそれなりに賑わっていました。参拝した甲斐あったのか、生きてたら彼氏ができてました。

 

8月

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静岡の僻地で中居見習いとしてぼんぼっていた暇をぬっては、花火大会に行ったり観光地に行ったりしました。1人で。ナオンフォロワー(複数)に会いに関西旅行に行ったのもこの月です。1人で。月の半分以上を1人で過ごしましたが、それ以上に1つ1つの思い出が濃密で最高に楽しい夏を過ごせたと思います。

 

9月

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楽しかった夏休みも終わり、迫る前期試験。そろそろ現実と向き合わなければなりません。しかし、テスト前日に「ファインディングネバーランド」という夢にあふれたブロードウェイミュージカルを観に行った私は余韻に浸りすぎて勉強に手がつかず。終幕が迫っていたとはいえテスト直前に行ったのは完全に失敗でしたが、天才なので前期試験オールクリアしました。

 

10月

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彼氏ができたのでオフ会を控えるようになり、学校と家を行き来する毎日。骨折をしていたのでバイトもするわけにいかず家で暇を持て余した神になっていました。そんな中、「ネト充のススメ」というアニメでヒロインにガチ恋します。中身男(要ネタバレ)なのに童貞殺しなリリィちゃん本当に好き。何の気なしにブログを始めたら、面白いと言われ「いつかバズりたい…!」と野望を抱くようになります。

 

11月

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スマートフォンアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」がリリースされました。飽きた飽きたと言いながら3時間ごとにアプリを開いていた記憶しかありません。もはや廃人一歩寸前。このままどうぶつ達に搾取され続けていいのか?と自問自答したのち50lvを目前に辞めました。生きてたら彼氏と別れてました。

 

12月

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'' 明けない夜はないけど、終わらない課題はある '' バイトバイト勉強テスト…と本当に忙しい毎日でしたが、冬休みに入った途端案の定生活リズムは崩壊。それでもいつだってここ(TL)にはお前ら(フォロワー)がいる…!と実感した年の瀬。イブイブに1人でピザを食ったら50いいねがもらえるTwitter。優しい世界。

 

はい。以上です。

 

お気づきでしょうが、リアルでの生活が心配になってくるくらいTwitter漬けの1年でした。

 

あとさりげなく書きましたが、彼氏ができたのち3ヶ月ほどで別れました。いない歴=年齢ネタを一切しなくなったとはいえ、こんな形でのご報告となってしまいすみません。

 

1年を振り返って考えたことは、Twitterは立派な出会い系アプリだということです。もちろん出会って3秒で合体!というわけではなく、フォロワーとして交流を深めて信頼関係を構築した上で初めてオフ会ができる(※大規模オフを除く)ので時間はかかってしまうし、何千人と競争者がいる中でいかに自分の魅力を伝えられるかに懸かっているという欠点はあります。

 

まあ出会うことを真剣に考えながらTwitterをしている人(所謂出会い厨)がいるとは到底考えたくもありませんが、キモオタ陰キャを拗らせている私がTwitterを介して24人と現実世界でエンカした事実がTwitterは立派な出会い系アプリであるということを物語っているのです。

 

私が愛してやまない嫁と出会ったのも、初めてお付き合いをした相手と出会ったのも、リア友同然に愚痴や希望を語り合える仲間と出会ったのもTwitterで…。

 

私の大好きな映画のセリフを借りるなら

この世界の片隅に、うちを見つけてくれてありがとう」

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リアル以上に自分の内面や思想を露呈しているので、馬のあう相手も犬猿の仲になるような人もいるけれど、それでもこうしてネットという広い海であなたに出会えたことに圧倒的感謝!

 

まとまっていませんが、そんな感じで2017年を総括して終わりたいと思います。Twitter充してた1年!あ〜〜〜本当に楽しかった!さようなら2017!よろしくね2018!Twitterありがとう!私はフォロワーが大好きだよー!!!

【処女が語る】セックスのここがわからない!【女性版】

 

聖夜にかけて '' 性夜 '' とも称されるクリスマスがつい先日終わりました。いやー長かったー。皆さんはいかがお過ごしだったのでしょうか。私たち非リアの戦いは、Xデーに備えて誰と過ごすかを半年以上も前から頭の片隅で考えるところから始まり、直前に至っては「え?クリスマスとかただの平日じゃん?」と強がりながらも街でいちゃつくカップルをみては心の中で唾を吐き、家に帰って自分を慰める(隠語)ことで終わりを迎えました。当然のように負け戦です。もちろん、諦めの良い者は家族や友人などと約束を取り付けることで事なきを得ましたが、そんな中クリスマスを社会貢献に捧げた者や最後の最後まで希望を捨てずに散っていった亡者まで現れました。クリスマスというのはそういうものです。誰かの犠牲なしに誰かの幸せは成り立たない、ということをリア充の皆さんは重々承知して性行為に励んでいただきたいと思います。

 

さて、アトラクション感覚でラブホに並ぶカップルを思い浮かべては各々「コンドームが破れますように」だとか「急激に女性の妊孕率が上がりますように」だとかそういう呪いに近い祈りを込められたことだろうと思いますが、今回はヤラ21(=ヤラずに21歳を迎える)を目前に控えた処女こと私が語っていきたいと思いますのでよろしくどうぞ。

 

※ 前提としてですが、セックスまで順調に進んだ男女を想定しています。つまり手を繋ぐやキスなどの行為はすでに終えているという体で進めさせていただきます。また、この記事を作成するにあたり一切の誹謗中傷を受け付けません。し、万が一言われた場合には「うるセーックス!」と一言返します。セックスだけに。はい。ドヤ顔で言ってみましたけど全然面白くないですね。次いこ次ッッ!

 

導入の仕方がわからない

はい。まずセックスというのは私たち処女にとっては未知数なものだと思います。しかし、セックスをするにあたり自室やホテルへの誘導は欠かせません。居酒屋の個室でおっぱじめるようなことがあったら出禁にされかねないですし、そんなことがあっては花より団子な私たちは困ってしまいます。部屋への誘導に関して、「穴モテ」とかいう下水なワードが蔓延る現代で女子側が考えるようなことでもないと思いますが、ポスト暇な女子大生を狙う方は大いに参考にしてもらえればと思います。私の少女漫画で培ったテクニックを駆使すると、酒の席で「酔っちゃった…♡」と相手の肩にもたれかかるか、手を握る胸を押し当てるなどを始めとしたスキンシップさえすれば相手はイチコロだと思うのですが、飲み終わりに散歩がてらホテル街まで誘導したのち「疲れちゃった…ちょっと休んでかない?」とか「もっと一緒にいたいな…」って目配せでもすれば落ちると思います。知らんけど(本当に知らない)

部屋に入ってからは、部屋に入った瞬間キスして強引に迫るのもアリ、お酒を飲み直しながら酔ったふりなどをして流れを作るのもアリ、マッサージすると言ってごくごく自然な流れでスキンシップをとり相手の気を引くのもアリ、、もう本当になんでもアリだと思います。密室に異性と2人きりになってしまった時点であなたは寂しがりやのウサギ、相手は食べ物に飢えているオオカミ、ここは無法地帯です。既にセックスに同意していると言っても過言ではないのですから、let's enjoy seeeeex!!!!!haha

 

前戯の仕方がわからない

君の前前前戯から僕は濡らし始めたよ

そのぶきっちょな手コキされながら喘いでたんだよ

君が全全全部搾り取って カラカラになったって

もう迷わない さあ2回戦始めてみようか

むしろ今度は僕が君をイかせてみようか…

 

はい、最低な替え歌失礼致しました。

前戯!前戯の話をします!前戯とは女性にとっては(一部男性にとっても)それこそ本番みたいなもので最も重要視されるべき行為だと思います。よく言うじゃないですか。挿れるまでのイチャイチャ(広義)がしたいのであって、後は惰性で行なっているだけだと。まあ賛否両論ありますがひとまず置いておきましょう。髪を触るキスをするなどのムード作りは導入に含まれるとして、ここで特記すべき事項は手コキ、フェラなどですね!はい!語りようがありませんが!なんつーの?私は努力家みたいなところがあるじゃないですか?毎晩のようにAVを観て来たる日に備えているところなんて、言わばセンター前の受験生そのもの。しかしですね、いきなり実践しろと言われましてもそんなバナナ〜🍌って感じなんですわ。いくら英会話をリスニングしていても、ネイティブに発音できないでしょう?私が言えることは「アイドントスピークイングリッシュ」それだけですよ、わかりますか。ええ。まあまあまあ、技術の拙さは大目にみてくださいよ殿方。しかし、そのイチモツの大きさどうにかなりませんかね。「歯を立てるな」と再三聞いてまいりましたが、咥えるにも咥えられないじゃないですか。咥えさせる気あります?そのサイズ?優しくない!全然女性に優しくない!大体男性は素知らぬ顔で秘密兵器をパンツに隠し持っておきながら、昨晩は乱れていたのに素知らぬ顔で歩いている女子大生を見るとああだこうだ言っているようですが…。なーにがボロンだよ!とね!私は言いたい!お前だってな文字数

 

穴の位置がわからない

そんなこんなで前戯を終えまして、ついにやってきました挿入です。ここまできて一番やっちゃいけないのは「えっ、どこに挿れるの?」これですこれ。正直ダサい。えっ?私たち関係ある?って口を開けて聞いている処女の皆さん、よく聞いてください。私たちの相手が経験済みだとは限らないじゃないですか。いくらAVやエロ漫画で幾度となる試行を重ねてきたとしても、生の女体を目の前にして冷静に判断できる童貞がいるのだろうか、という話ですよね。そして恥を忍んで女性に聞いても「(自身の穴の位置が)わからない」と言い出す始末。そりゃ星一徹もお前何年自分の身体と付き合っとるんじゃあああとちゃぶ台を投げ出すでしょうよ。鈴木一徹(AV男優)じゃないんだから。ですが、逆にこれわかる処女いる???と疑問に思ったので私も恥を忍んでフォロワーに聞いてきました。女に生まれて本当に良かった。

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↑完全にヤバい奴と化している私

改めて考えてみると処女って本当に少ないんですね。フォロワー242人(2017年12月30日現在)いてたったの3人しか思い浮かびませんでした(処女卒したのではないかと悩んだ人は多い)。私を含めて被験者4人。童貞なら何人も思い浮かんでいたところに男女の格差を感じます。

本当は回答も晒したいところですが回答に個性が現れすぎて匿名の意味を見失いそうなので集計結果だけでご勘弁を。

わかる…1人

わからない…3人(私含む)

この結果から分かることは4人に1人は膣の場所を把握してるということ、彼氏の有無は関係ないということ、そして…わからないと回答した3人がデブを自称しているということ…。デブというのは関係ないのかもしれないけど、少なくとも膣の場所を確認するときに腹が邪魔になるのは確かです。ソースは私。もうね、穴探すとかお互いめんどくさいと思うので、開けゴマ!って言ったらズゴゴゴゴ…って音を立てながら開くシステムにしちゃいましょう。そうしたら女子会でち○ことか言わずに「彼のアリババがね♡」って可愛くお話しできるんで。

 

喘ぎ方がわからない

そうして、挿入を無事に終え来ましたピストン。ここはセックスの正念場です。喘ぎ方がわからないとつぶやいたところ、フォロワーから「吐息混じりでたまに声が漏れる程度でいいから演技をするな」(【訂正依頼】過剰な演技はクソであって、ある程度相手を想う演技は必要です。という意味で当時そのようなアドバイスをいたしました。【原文ママ】)と妙にリアルなアドバイスをいただきましたが、やっぱ「あぁんっ…ちょっだめぇ…あんあんっ…イクうううう」くらいは言いたいじゃないですか。女子として。私はこれでも元合唱部で、週6日汗水垂らして練習に励んでいたわけで、声のエキスパートと言っても過言ではないんですよ。声出すのにこれ以上の適任がいるかって感じなのに、それが喘ぎ声ってなると途端に黙りますよ。例えとしては「よっしゃやったるで!」と試合前に意気揚々と勝利宣言していた選手が、キックオフした瞬間に棒立ちしてる感じです。もうね、周りが何をしていようが見えないし、泣き方を忘れた赤ちゃんみたいなもんですよ。ここにきて自分の実力不足を知る、まさに '' 井の中の蛙大海を知らず '' 状態。思うに喘ぎ方がわからないと悩む人は、タイミングと自信のなさから来るものでしょう。自信のなさは経験を積むことでしか解決できないような気もしますが、タイミングに関しては喘ぐたびに「あんっ♡(great!いいテンポです)…ああんっダメぇ…♡(nice!今のはわざとらしいです)…〜〜んんっもっとぉ♡(bad!もう少しタイミングを早くしましょう)…」とかフィードバックをしてくれる脳内オペレーターでも実装されない限りマグロとか言われたってしょうがないですよね?ね!甘んじて受け入れます。マグロ。うん。いい響きだ。脂が乗っているうちに美味しくいただいてもらいたいですね。…はい。え?これピストンされてみたら意見変わりますか?

 

終わりに

というわけで、「【書店員が薦める!】青春恋愛小説ベスト10【保存版】」的なテンションで書いてみましてがいかがだったでしょうか。なーにが「セックス のここがわからない!」って感じですよね、わかります。ははは。処女にセックスを教わるなんてのれんに腕押しをするようなものですが、セックスについて考えるいい機会になりましたら幸いです。それでは皆さん、長々とお付き合いありがとうございました。良いセックスライフをお過ごしください。